自分の子供が将来どれくらいの背の高さになるのか、親としては気になるところですよね! 「親の自分の背が小さいから、子供も大きくならないかも」なんて思っていませんか?
確かに、親の遺伝は子供の身長に大きく関係します。 ですが、親の背が低いからといって諦めるのは早いです。 遺伝以外にも、親の努力次第で子どもの背を伸ばせる可能性があるんです。
このページでは、背が伸びる子の特徴と、背が伸びる子のサインなどについてご紹介していきます。
「背が伸びる子」2つの特徴
【特徴1】親の背が高い
両親どちらかの背が高いと、子どもの背も高くなりやすいと言いますよね。
ですが親の身長が遺伝するというのは、実は科学的には証明されているわけではなく、あくまでも「統計学的なもの」なんです。 ですので、親の背が高いからといって、必ずしも子供の背が高くなるという訳ではありません。
子どもの身長は、生活習慣と大きく関係しています。 ですので、生活習慣を工夫することで、子どもの背を伸ばす可能性はぐっと広がります。
【特徴2】骨端線が開いている
背が伸びるときに大きく関わっているのが「骨端線」という、骨の両端にある軟骨部分です。
この部分はレントゲンでは映らないため、線のように見えるのが特徴で、「骨端線」と呼ばれています。 骨端線は子供のうちしかない軟骨細胞で、増殖を繰り返しながら骨になっていき、大人になると閉じてしまいます。
ですので、骨端線が開いているうちが、背が伸びるタイムリミット。
背が伸びる時期は、骨端線の細胞も活発になっており、レントゲンで見ると線が太く見えるのが特徴です。 この時期に対策をするのとしないのでは、身長の伸びが違ってきます。
また、男子よりも女子の方が早く骨端線が閉じると言われています。 これはホルモンの関係もあるのですが、平均で見ると男の子のほうが、背が伸びる時期が長いということになります。
背が大きく伸びる時期は2回ある
子どもの成長のピークは、大きく分けると2回あります。
1回目は赤ちゃんの時期。 産まれたときは50センチ前後の身長が、4才になる頃には2倍のサイズになります。
2回目は10代の「成長期」と呼ばれる、成長スパートの時期です。 成長スパートは、個人差はあるものの、男の子なら13歳、女の子は11歳と言われています。
とはいえ先ほどもお伝えしたように、成長期には個人差があるため、背が伸びる時期は若干変わってきます。
そこで、背が伸びるサインについて、次の項でご紹介します。
「背が伸びる子」の2つのサイン
体重が増える
子どもの背が伸びる前は、体重が増えることが多いです。 なぜかというと、背を伸ばすために、体がエネルギーを蓄えるためです。
ですので、普段から小まめに体重を計っておくと、今が成長する時期だなと気づくことができます。
成長痛がある
子どもの背が伸びるときの特徴のひとつに、成長痛があります。
成長痛は、夜中や明け方に足の痛みがあるのが特徴です。 痛みのある場所に腫れなどの異常がなく、レントゲンを撮っても骨に異常がない場合、また他に原因が見当たらない場合は、成長痛の場合が多いです。
「背が伸びる子」にしてあげたい3つの生活習慣
背が伸びる時期のサインが分かったら、それに合わせて生活習慣を整えましょう。
ポイントは以下の3つです。
食事を見直す
成長期といえば「牛乳」「小魚」などのカルシウムですよね。
たしかにカルシウムは、背を伸ばすために重要な栄養素。 ですがカルシウムをただ摂るだけでは、十分に背を伸ばすのは難しいです。
ここでポイントになるのが、カルシウムと一緒に、下記の栄養素をとることです。
栄養素 | おすすめ食材 |
たんぱく質 | 肉、魚、卵、大豆製品 |
鉄 | レバー(豚・鶏)、かつお、まぐろ、牛肉 |
亜鉛 | チーズ、卵、豚レバー、牡蠣、アーモンド、落花生 |
ビタミンD | しらす干し、まぐろ、さんま、ぶり、卵、干ししいたけ |
ビタミンK | 小松菜、わかめ、納豆、ほうれん草など |
アルギニン | うなぎ、納豆、ナッツ類、ごま、えび |
シトルリン | スイカ、メロン、きゅうり |
これだけの栄養を毎日摂れているか不安、という方は、子ども向けのサプリもおすすめです。
身長を伸ばす方法というページで、おすすめのサプリメントを紹介しています。
運動を摂り入れる
成長期の子に、運動は欠かせません。 日中にしっかり運動することで、食事をしっかりとることができ、夜も深く眠れるようになります。 深く眠ることで、成長ホルモンの分泌がされやすくなります。
また、ジャンプする運動を加えることで、背が伸びやすくなります。 ぴょんぴょん飛び跳ねることで、骨の部分に縦の力が加わるからです。
バスケットボールやバレーボールが良いと言われているのは、こういった理由からきています。 また、他にも「縄跳び」「トランポリン」なども縦方向の刺激が加わるため、背を伸ばしたいお子さんにおすすめです。
質の良い睡眠をとる
背が伸びることは、成長ホルモンと大きく関わっています。 成長ホルモンは、運動の直後と、寝ている時に多く分泌されると言われています。
特に深く眠る「ノンレム睡眠」のときが、成長ホルモンが多く分泌されるときです。 ですので、しっかり深く眠れるように対策をしてあげましょう。
深く眠るために、以下のようなことを心がけておくと良いでしょう。
背が伸びる子の特徴まとめ
親にとっては、自分の子がどれくらいの背の高さになるのか、気になるところですよね。 もともと平均より小さめの子だったりすると、余計心配になるものです。
背が伸びる子は親の遺伝が大きいと思われがちですが、背が伸びるサインを知っておくことで、生活習慣を見直して対策することができます。
ここで紹介した方法で、必ずしも背が伸びるわけではありませんが、少しでも生活習慣を見直すきっかけになってくれれば幸いです。